更新が遅くなりまして大変申し訳ありません。
畠山です。
先月26日をもちまして、演劇研究所ガラクタらぼ試作品第四号「ヨミノサクラ」が終演致しました。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
演劇を上演するということにハプニングはつきもので、稽古中、上演中、終演後、何が起こるかわかりません。
今年は特にそれを感じた公演でした。
こんなことを皆様の目に触れるところに書くべきではないとも思いますが、正直な話、今回ばかりはもう無理かと思いました。本番を迎えられる気がしませんでした。それでも乗り切ることが出来たのは、劇団員と客演さん、何より応援してくれた皆さんのお陰です。
こと僕に至っては、田和と二人で始めたこの劇団、田和が死んだこの機会に畳んでしまおうかとまで思っていました。
その僕の折れかけた心を救ってくれたのが稽古場での岡本やすこの言葉でした。
毎回恒例のセクシーな衣装に袖を通していた時のこと。
「次は露出抑えた衣装にしてよね。」
本人的にはいつものツッコミのつもりだったのだと思いますが、僕はこの「次」という言葉に本当に救われました。
まだみんな、先を見ている。この劇団に楽しい「次」があると信じてくれている。立ち止まって後ろを向いていたのは僕だけでした。迷いは無くなりました。
この公演で僕らが得たものも、失ったものも計り知れません。
それでも、劇団力を合わせて、必ずまた皆さんに楽しい時間をお届けすることをここに約束いたします。
この度はご来場誠にありがとうございました。
次回公演は既に執筆中です。
ご期待ください。
面白いよ。
畠山豪介